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日本の製造業はわくわくする創造性の欠如とコモディティ化による衰弱に陥っている

日本の製造業は復活するか。 社会・文化・政治

日本製を買おうと思うときは、今は他に信用出来る商品が無いときくらいか。

日本製で、わくわくするような体験を与えてくれるような商品がめっきり減った。

新しい革新的な体験や価値を提供される場面を見なくなって久しい。それらの殆どは海外から来る。

そして、ありふれた一般的な商品についてもおおよそ価格だけが高くて、不必要な「付加価値」と称する蛇足がたくさん絡みついているだけで、必要品として全く海外の格安商品と競争にもならない。

敢えて言えば、上述のように、信用を要求される場面で過去の積み重ねと日本人のメンタリティから日本製を選ぶ事があるくらいだが、これだって昨今の信じられないような詐欺的、粗悪な商品やサービスがメディアでニュースとして取り上げられるようになると競争力として成り立たない。

わくわくする、楽しみを供給するクリエイティビティで何も生み出せず、商品がコモディティ化するステージで過去の栄光にすがってあっぷあっぷと新興国・企業と競争して静かに沈没し続けている現状は相当悲しい。

遊び心が無いところには創造性はない。そして遊び心とは経済的な豊かさが無いと実現しないものではない。

貧しいながらも遊び心をもっていたかつての日本人の心を、一億総中流時代を経て総崩れを起こした日本人が取り戻すのにどれくらいかかるだろうか。

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