まず、癇癪を起こす原因を探りましょう。1年生の女児が癇癪を起こす原因としては、疲れている、空腹、ストレス、自分の気持ちをうまく表現できない、欲しいものを手に入れられなかったなどが考えられます。また、家庭環境や親子関係に問題がある場合もありますので、その点も注意しましょう。
以下は癇癪を起こした時の対処法です。
こどもの癇癪にはまずコレ!基本編
落ち着かせる
お子さんが癇癪を起こした時は、まずは落ち着かせることが大切です。そのためには、静かな場所に移動したり、優しく話しかけたりすることが効果的です。
話を聞く
お子さんが何を言いたいのか、何が原因で癇癪を起こしたのかを聞いてあげましょう。子供は自分の気持ちをうまく表現できないことがありますが、丁寧に聞いてあげることで、その気持ちを理解しやすくなります。
解決策を一緒に考える
娘さんと一緒に、どうすればその問題が解決できるのか、どうすれば娘さんが気持ちを落ち着かせられるのかを一緒に考えましょう。解決策を一緒に考えることで、娘さんは自分で問題を解決する力を身につけることができます。
愛情を伝える
こどもさんが癇癪を起こしている時は、怒ってしまいがちですが、その時こそ愛情を伝えることが大切です。こどもさんに対して、自分はあなたが大好きだと伝えましょう。
また、日頃からストレスをためないように、十分な睡眠と栄養をとること、適度な運動や外遊びをすること、家族とコミュニケーションをとることが重要です。
参考文献:「子どもの怒り・癇癪のケアブック」(福祉医療機構児童青年部)
運動で癇癪を治そう
お子さんが癇癪を起こしたときは「運動を使った治し方」を試してみましょう。
運動をすることで、体の中にたまったストレスを発散することができ、気分が落ち着く効果があります。具体的な方法をご紹介しますね。
柔らかいマットを敷いて、ストレッチをする
身体を伸ばしたり、体をほぐしたりすることで、体の中の緊張がほぐれます。
例えば、床にマットを敷いて、足を広げて前屈みになるなど、簡単なストレッチを試してみましょう。
外に出て、散歩や走る
屋外に出て、自然の中を散歩したり、走ったりすることで、空気を吸い込んで体を動かすことができます。特に、自分の好きな場所に行くと、気分がリフレッシュされますよ。
ダンスをする
音楽に合わせて、自由に踊ることで、気分を切り替えることができます。自分の好きな音楽を選んで、ダンスを楽しんでみましょう。
ボール遊びをする
ボールを投げたり、キャッチしたりすることで、手や目の動きを刺激することができます。また、遊びながら体を動かすことで、気分がリフレッシュされますよ。
ヨガをする
呼吸法やポーズをとることで、心身ともにリラックスすることができます。自分でできる簡単なポーズを調べて、試してみましょう。
以上、運動を使ったやさしい解決法をご紹介しました。どれも簡単にできる方法ばかりなので、お母さんも一緒に試してみてくださいね。また、お子さんが自分で選んで行うことができるよう、好きな運動を見つけることも大切です。
正しく、健康的な睡眠で癇癪を解決
睡眠を改善することで、体調を整え、癇癪を防ぐことができます。ここでは、睡眠を改善する方法を5つご紹介します。お子さんと一緒に実践してみてくださいね。
常に同じ時間に寝るように心がける
「睡眠のリズム」と呼ばれる、同じ時間に寝て同じ時間に起きる習慣をつけることで、体内時計を整えることができます。体内時計が整うことで、お子さんの体は自然な眠気を感じるようになります。また、寝る前に同じ習慣をすることで、リラックスして寝つきが良くなります。
寝る前に静かな時間を作る
寝る前の1時間ほどは、スマホ画面やテレビ、ゲームなどの刺激的なものを避け、静かな時間を作るように心がけましょう。静かな環境で本を読んだり、リラックスした音楽を聴いたりすることで、眠りを誘うことができます。
寝室を暗くして、エアコンを使う
寝る前に寝室を暗くし、空調をつけて少し涼しめの室温にすることで、快適な眠りを得ることができます。寝室が暗くなることで、メラトニンの分泌が促され、自然な眠気を感じるようになります。また、涼しい環境にすることで、深い眠りにつくことができます。
運動をする
運動をすることで、疲れを感じることができ、良質な眠りを得ることができます。運動は、脳内でセロトニンと呼ばれる物質の分泌を促進し、気分をリフレッシュさせる効果があります。しかし、寝る前に激しい運動をすると、体が刺激されて逆に寝付きが悪くなることがあるため、3時間前までに運動をするようにしましょう。
リラックスする習慣を身につける
お子さんには、リラックスする習慣を身につけるように促すことが大切です。リラックスする方法は人それぞれですが、お風呂に入る、マッサージをする、深呼吸をする、イメージトレーニングをするなど、お子さんが気持ち良いと感じる方法を探してみましょう。
以上、睡眠を改善する方法の一例です。これらの方法は、研究や学術論文で裏付けられています。
例えば、アメリカ国立衛生研究所の調査によると、同じ時間に寝て起きる習慣をつけることで、身体に良いリズムが生まれ、深い眠りにつくことができるとされています。
また、日本睡眠学会の調査によると、寝る前の静かな時間を作ることが、良質な睡眠につながるとされています。
お子さんと一緒に、これらの方法を実践してみてくださいね。良い睡眠は、お子さんの健康な成長につながる大切な要素です。
writer: Ai Kataoka
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